水道管を管理している男性

自然素材をそのままに

修理

桐たんすが修理できることを知っている方はほとんどいません。素材の桐が欠損する事もあれば、ひびや色あせ、汚れに常に脅かされています。桐の固さが他の木材と比べてやわらかいことが原因です。金具に付いても、錆や欠落、湾曲がありますが、何かがぶつかった際に塗料の破損が目立つものです。ところが、何とかしなけばいけないと思っていても、まさか桐たんすの修理ができるとは思いもせず、大事に大事に使っているのがほとんどなのです。いわば、それだけ桐たんすを大事に使っているあかしです。でも、壊れたままの桐たんすをだましだまし使っていることは、次の破損の原因になりかねません。そこで、桐たんすの修理というものがどういうものなのか、しっかり知っておく必要があるのです。

桐たんすの修理の方法は、破損の程度により様々ですが、良くある事例についてみてみましょう。まず、桐素材の欠落と汚れに付いてです。欠落の程度により、桐たんすの修理が目立たないよう付け加えることがあります。部分的に補修したり、一面を取り返る場合もあります。こびりついた汚れに付いても、重層などを用いて新品に近い状態まで取り除くことができます。一方、金具の方も、取り換えや、塗装のやり直しで新しくすることができるのです。これらは、木工職人と金具職人の腕の見せ所でもあります。桐たんすを作った職人が修理にあたるのがほとんどなので、年数による変異もすべて見とおしているものです。大事に使われている桐たんすを再び手にするのは喜びでもあります。素晴らしい仕上がりになってきます。